外貨両替比較(クレカ、T/C、カード、現金)
ちょっと前に、外貨両替をするならどの方法が有利かを調べたのですが、現在のレートで計算し直してみました。
基本はこちら。
- 外貨をゲットする主な手段は、クレジットカードで現地でキャッシング、トラベラーズチェック (T/C) を現地で使用、国際クレジットカードで現地で引き出し、現金で両替、の 4 通り。
- クレジットカード (VISA、MasterCard、JCB) は、市場為替レートの仲値または特定の銀行の TTM (仲値) レートに手数料として 1.60〜1.63% を加算する。JCB とセゾンカードが 1.60% で、他は 1.63% の模様。AMEX はアメックス銀行の TTM レートに手数料 1.2%、Diners は CITIBANK の TTS (電信売) レートらしい。ここのページ を参照。
- トラベラーズチェックは、銀行の TTS レートに販売手数料として額面の 1% が加算されるのが普通。シティバンクはこの手数料が無料。国内の銀行での TTS と仲値との差は、米ドルで 1 円、ユーロで 1.5 円、英ポンドで 4 円、豪ドルで 2 円、香港ドルで 0.43 円、韓国ウォンで 0.002 円。銀行によって微妙に異なる。
- 国際キャッシュカードは、VISA レートに手数料 3% (新生銀行) や、一旦米ドルに換算したあとで TTS レートに手数料 3% 加算で円換算 (シティバンク) など。ATM によっては別途手数料が必要な場合もある。さらに銀行によっては、1 回ごとに数百円の手数料が取られる場合も。
- シティバンクの外貨キャッシュカードの場合、アメリカ国内で米ドル預金を米ドルで引き出せる。米ドル預金へは事前に TTS レートで振り替えられる。
- 国内の銀行での現金両替レートと仲値との差は、米ドルで 2.8〜3 円、ユーロで 4.0〜7.5 円、英ポンドで 11〜12 円、豪ドルで 9.5〜11.5 円、香港ドルで 2.43 円、韓国ウォンで 0.015円程度。銀行によって異なる。
で、典型的な例で計算してみた結果がこちら。実際にはクレジットカードとか銀行によって違ってくるので注意。新生銀行のキャッシュカードを使った場合の「VISA レート」というのがイマイチ不明なのですが、仮に仲値だと仮定してます。
| 外貨 | 仲値 | TTS | 仲値 +1.60% (クレカ) | TTS +1% (T/C) | 仲値 +3% (新生) | 現金 両替 |
| 米ドル | 105.00 | 106.00 | 106.68 | 107.06 | 108.15 | 107.80 |
| ユーロ | 130.00 | 131.50 | 132.08 | 132.82 | 133.90 | 134.00 |
| 英ポンド | 195.00 | 199.00 | 198.12 | 200.99 | 200.85 | 206.00 |
| 豪ドル | 80.00 | 82.00 | 81.28 | 82.82 | 82.40 | 89.50 |
| 香港ドル | 13.000 | 13.430 | 13.208 | 13.564 | 13.390 | 15.430 |
| 韓国ウォン | 0.1000 | 0.1020 | 0.1016 | 0.1030 | 0.1030 | 0.1150 |
どの通貨でも、クレジットカードが一番有利なようです。その他の傾向としては、
- メジャーな通貨 (米ドル、ユーロ) では、
クレカ < T/C < 国際キャッシュカード ≒ 国内現金両替 - マイナーな通貨では、
クレカ << 国際キャッシュカード < T/C <<<< 国内現金両替
といった感じです。ただし、米ドルに限ってはシティバンクの外貨キャッシュカードが有利だと思います。
海外旅行の際は、基本的に旅行前の現金への両替は必要な分だけにして、残りはトラベラーズチェック。現地での買物にはなるべくクレジットカードを使って、必要に応じて国際キャッシュカードを使う、というのがよさそうです。クレジットカードでキャッシングをする場合は利子に注意。キャッシングの利率はサラ金並ですから。現地で ATM を使う場合は、ATM 利用料にも注意が必要です。また、為替レートは日々変動していて、どの日のレートが適用されるのかは場合によって異なります。
(2008-02-24 追記)
この記事は3年前に書いたもので、為替レートは現在とは大きく異なっています。
また、クレジットカードによるキャッシングの条件が、現在は少し変わっています。
まず、キャッシングの利率が18.0%以下に引き下げられました。
また、手数料の1.6〜1.63%をとらないところも多くなっています。
海外でのキャッシングについては、カードによって以下のいずれかの取り扱いになるようです。
(1) 仲値/TTMで換算。日割で利子がつく。
(2) 仲値/TTM + 手数料(1.63%程度)で換算。日割で利子がつく。
(3) 仲値/TTM + 手数料(1.63%程度)で換算。利子はつかない。(ショッピング扱い)
繰り上げ返済ができるのであれば(1)が、できなければ(3)のカードが有利でしょう。
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