保険選び 第1回:死亡保障
以前、保険について調べたのですが、途中までしか書き残していませんでした。
暇なので、ここでもう一度まとめてみたいと思います。
- 第1回:死亡保障
- 第2回:遺族の生活費
- 第3回:遺族年金
- 第4回:必要な死亡保障額
- 第5回:医療保険
- (以下、作成中)
第1回は死亡保障。死亡時に必要になる費用としては、以下のものが考えられます。
- 葬儀費用
- お墓
- 借金の返済
- 遺族の生活費
これらを生命保険でカバーすることになりますが、それぞれ、どのくらいの金額が必要なのでしょうか。
■ 葬儀費用
忘れがちですが、葬儀費用は結構な負担になります。通夜や葬儀での飲食費、お寺へのお布施などを含めた葬儀費用の総額は、全国平均で240万円弱。東京近郊では300万円強にもなります。お香典で一部をまかなうにしても、会葬者の人数に比例して諸費用も多くかかるので、あまり期待はできません。
形式にこだわらなければ、葬儀費用を安くすることも可能です。たとえば都区内であれば、区民葬儀という制度が利用できます。祭壇、霊柩車、火葬料金、遺骨収納容器までがセットで、 これに加えて会場使用料、飲食費、お花代などがかかりますが、50万円くらいで収まりそうです。ただ、遺族の体面や社会的なしがらみもあるので、こういった葬儀が可能かどうかは、個々のケースによると思います。
葬儀費用は物価に連動すると考えられるので、死亡保険金が300万円の終身保険に加入して、それで賄おうとするのは危険です。物価が上昇したときに対応できないからです。物価連動型の金融商品 (物価連動債ファンドなど) で、葬儀費用を用意しておくのが賢明だと思います。
ただし、まだ働いているうちであれば勤務先からの香典や退職金が期待できます。若いうちは葬儀費用のことは考えないか、 (かけ捨て型の) 定期生命保険でカバーし、退職したら退職金の一部を葬儀費用としてとっておく、という具合にするのがいいのではないかと思います。
■ お墓
遺骨を納める場所として、通常はお墓が必要になります。先祖の墓に入ることができれば、それでよし。もし新規に墓地と募石を確保するとなると、都内の場合で永代使用料が50万円以上、募石もかなりのお値段です。
ただ、お墓に対する日本人の感覚は、今後数十年間で大きく変わっていくのではないかと思います。すでに散骨やマンションタイプのお墓などが普及しつつありますし、今後この流れは加速していくでしょう。なにがなんでも遺骨をお墓に入れなければならない、ということはなくなると思います。遺産があまっていればお墓を建てればいいし、なければ無理をして建てる必要はありません。どうしてもお墓に入りたければ、生前にお墓をつくっておくのが一番でしょう。
■ 借金の返済
遺族は借金の相続を放棄することができるので、死ねば基本的に借金はチャラになります。難しいのは、担保が取られている場合と、借金に保証人がいる場合です。
担保が取られている場合は、その担保物件の相続も放棄すれば、借金はついてきません。また、一般的な住宅ローンのように団体信用生命保険に加入している場合は、その保険金でローンが返済され、担保物件は残ります。
保証人がいる場合は、遺族が相続を放棄すると、その保証人が借金を返さなければならなくなります。これは大きな迷惑をかけることになるので、保証人が必要な借金をするときは、その借金を返済するのに十分な (かけ捨て型の) 生命保険に加入するべきです。
■ 遺族の生活費
これはいろいろと計算が必要です。というわけで、これについては次回。
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