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2008/04/20

FXは外貨MMFの代わりになるか

ゼロ金利解除後、日本円の短期金利は0.5%に上昇しています。

ゼロ金利時代であれば、外貨MMFを購入する代わりにFXで外貨を買い持ちし、買いスワップを受け取ったほうが、為替手数料の点でも利回りの点でも有利でした。短期金利が0.5%まで上昇した現在は、買いスワップが0.5%分低下しているので、単純にFXで買い持ちしただけでは、利回りの点で不利です。

0.5%分を取り戻すには、FXでレバレッジをかけて、残りのお金を日本円の短期金利におおむね連動するMRFや (国内) MMFで運用する必要があります。たとえば100万円の投資をする場合、10万円を保証金にしてレバレッジ10倍で100万円分の外貨を買い、残りの90万円でMRFを買う (証券口座に入れる) といった具合です。

現時点での、各社の外貨MMFの年換算利回りと、外為ドットコムでのFXの買いスワップの年換算利回り、FX(10%)+野村MRF(90%)で運用した場合の年換算利回りを、調査、計算してみました。

通貨 野村 日興 大和 FX FX+
MRF
米ドル 1.980% 2.044% 2.024% 2.111% 2.461%
ユーロ 3.461% 3.556% 3.531% 3.339% 3.689%
ポンド 4.502% -- -- 4.370% 4.720%
豪ドル 6.695% 6.721% 6.792% 6.332% 6.6821%
NZドル 7.917% 7.930% 7.951% 7.796% 8.1461%
(MRF) 0.389% 0.350% 0.405% -- --
(MMF) 0.527% 0.475% 0.551% -- --

オーストラリアドルを除くと、FX+MRFのほうがまだ有利なようです。購入時および解約時にかかる為替手数料も、FXが有利です。ただし、外貨MMFは為替差益が非課税なのに対して、FXは利益全体が総合課税されます (税制はコロコロ変わりますが)。一方、外貨MMFは毎月の分配金に課税されるのに対して、FXのスワップは (スワップの扱いによっては) 精算時まで課税を引き延ばせます。また、FXは取引業者の信用リスクが外貨MMFに比べて若干高いように感じるので、そのあたりを総合的にどう見るかによって、外貨MMFとFXを使い分けるべきだと思います。

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